北海道の内申点・ランク完全ガイド|高校受験で親が知りたいこと

ガッツポーズの女性のイラスト。完全ガイドのテキストあり。 内申点・ランク

北海道で公立高校の受験を迎えると、必ず気になるのが内申点とランクですよね。

「Bランクじゃないと無理かな?」

「中3からでもランクは上げられる?」

「先生に志望校を下げろといわれた」

わが家でも、かなり悩みました。

そして、公立高校受験を経験して感じたのは、

内申点やランクだけを見ても、
志望校に受かるかどうかは分からない

ということです。

このページでは、北海道の内申点・ランクについて、初めて高校受験を迎える保護者が知っておきたいことをまとめます。

細かい疑問については、それぞれ実体験を交えた記事へ案内します。


まず、自分の子どもの内申点とランクを知る

北海道の内申点は、中学校3年間の9教科の評定から計算します。

中1の評定合計を2倍。
中2も2倍。
中3は3倍。

合計すると、最高315点です。

そして、この内申点を20点程度の幅で区切ったものが「ランク」です。

例えば、

Aランク:315~296点
Bランク:295~276点
Cランク:275~256点

となります。

まずは、お子さんの現在のランクを計算サイトなどで確認してみてください。

ただし、ここからが重要です。

「何ランクか」が分かっただけでは、高校受験の作戦は立てられません。

内申点は当日点とセットで考える

北海道公立高校入試では、内申点と当日点との組み合わせて選抜されます。

一般選抜では、募集人員の約70%について、内申と学力検査を同等(5:5)に扱います。

さらに残りの30%については、

個人調査書などを重視する枠(6:4)

学力検査を重視する枠(9:1、8:2)

などに振り分けられます。

まず、通わせたい公立高校があれば、合否を決める割合を調べてから戦略を立てます。

関連記事 北海道の内申点とランク|当日点は高校入試でどう扱われる?

Bランクでも上位校を諦める必要はない

実際、わが家ではBランクで札幌東西南北の一校を受験し、合格しています。

受験校の平均的なランクを考えると、内申では決して有利ではありませんでした。

それでも、

  • 道コンの志望校内順位
  • 過去問の点数
  • 当日点を取れる学力
  • 倍率

などから「十分勝負になる」と判断しました。

ランクは大切です。

でも、たとえランクが不利でも戦い方はある!というのが、実際に受験を経験した感想です。

関連記事 Bランクで札幌東西南北に合格した実例|内申と当日点の考え方

学校の先生と道コンで判断が違ったら?

これも、わが家で実際にありました。

学校では「少し厳しい」という評価。

しかし道コンを見ると、第一志望者の中では十分に勝負できそうな順位にいました。

では、どちらを信じるのか。

わが家では、

 学校 = 子どもをよく知る相談相手

 道コン = 受験者集団で現在地を見るもの

と分けて考えました。

特に志望校を決めるときは、道コンの合格可能性だけでなく、第一志望者の中で何位なのかを重視しました。

関連記事 学校の先生と道コン、どっちを信じる?志望校を決めるときの考え方

内申点は中3からでも上げられる

「中1の成績が悪かったから、もう無理か…」

と心配する家庭もあると思います。

わが家の上の子は、

 中1:Dランク

中2:Cランク

中3:Bランク

まで上がりました。

やったことは特別な裏技ではありません。

小テスト、定期試験、提出物状況から、

「1段階上げるには何が足りないのか」

これを、一つずつ確認して家族で一丸となって取り組みました。

関連記事 ランクDからランクBへ!内申点を上げるために家庭でやったこと

副教科も立派な内申点

高校受験というと、英語・数学・国語・理科・社会ばかり気にしがちです。

しかし、美術・音楽・技術家庭・保健体育も評定として内申点に入ります。

わが家では副教科について、

  • 先生に評価基準を直接質問する
  • 提出物を丁寧に仕上げる
  • 分からなければ質問する
  • 返却後に改善点を聞く

ということを意識しました。

副教科が得意ではなくても、できることはあります。

これは親に読んで欲しい記事

関連記事 副教科で内申点を伸ばす!4教科で評定を上げるコツ

内申点はいつ確定する?

中3前期のランクが出た。

もう、これで決まり?

気になりますよね。

でも、私立高校については、学校や入試方式によって使われる評定の時期が異なります。

一方、北海道の公立高校では、中3について出願時点の学習状況を踏まえて個人調査書が作られます。

つまり、公立高校を目指しているなら、

中3後期まで評定を上げる意味があります。

前期のランクだけで、諦める必要はありません。

関連記事 【私立・公立】内申点はいつ確定?後期まで諦めなくていい理由

「うちの中学校は内申が厳しい」は考慮される?

これも保護者同士でよく話題になります。

「あの中学校は5が取りやすい」

「うちの学校は評定が厳しい」

実際に学校ごとの差を感じることはあると思います。

しかし、公立高校入試で、

「この中学校は内申が厳しいから補正しよう」

という仕組みはありません。

315点なら315点。

300点なら300点。

出身中学校によって点数を補正してもらえるとは考えない方がいいでしょう。

関連記事 内申が厳しい中学校は不利?北海道高校入試と学校の差

Aランクでも油断はできない

わが家では逆の経験もしました。

下の子は中1終了時、

301点・Aランク でした。

ところが中2終了時には、

281点・Bランク まで低下。

たった1年で20点落ちました。

部活や生徒会で忙しくなったことに加え、「まだ大丈夫」という油断もあったと思います。

中1で良いランクを取ったからといっても、そのまま維持できるわけではありません。

親がしっかり見張らないと、あっという間に急降下するかもしれないので注意です!

関連記事 301点Aランク→281点Bランクへ|内申が20点落ちた理由

ランクを上げることに固執しすぎない

そして最後に、わが家でかなり悩んだのが、

「内申点やランクを上げるために、どこまで時間を使うのか?」

という問題です。

ランクは高い方がいい。

これは間違いありません。

しかし、あと1ランク上げるために副教科や定期試験へ大量の時間を使えば、その分だけ5教科の受験勉強に使える時間は減ります。

わが家では計算した結果、希望するランクまで戻すには中3でほぼオール5が必要でした。

そこで、

  1. 取れる内申点は取りにいく。
  2. でもランクという文字には固執しない。
  3. その分、当日点を伸ばす。

という方針にしました。

関連記事 ランクを上げるために、どこまで頑張る?内申点と受験勉強のバランス

内申点は「何ランク?」だけで考えない

高校受験を経験する前は、

Aランク
Bランク
Cランク

というアルファベットがものすごく重要に見えます。

もちろん内申点は重要です。

でも実際の志望校選びでは、

  • 現在の内申点
  • 当日取れそうな点数
  • 道コンでの順位
  • 志望校の選抜方法
  • 倍率

まで合わせて考える必要があります。

ランクは、子どもの現在地を知るための一つの数字です。

ランクに振り回されるのではなく、その数字をどう受験戦略に使うのか。

このカテゴリでは、わが家の実例も交えながら、その考え方をできるだけ分かりやすく紹介していきます。

高校受験について調べれば調べるほど、不安になることもあります。

そんなときは、

「何ランクなら受かる?」ではなく、「今の内申と学力なら、次に何をすればいい?」

と考えてみてください。

その方が、親として取れる作戦が見えやすくなると思います。