「Bランクで札幌東西南北は厳しいでしょうか?」
札幌で高校受験を考えていると、こんな疑問を持つ保護者は少なくないと思います。
東西南北を受験する生徒はAランクが多く、学校や塾からも「できればAランクが欲しい」と言われることがあります。
わが家の場合、最終的な内申はBランクでした。
それでも、札幌東西南北のうちの1校を受験し、合格することができました。
この記事では、
- 内申ランクはどのように上がっていったのか
- 道コンではどのくらいの成績だったのか
- 学力テストでは何点取っていたのか
- Bランクのまま、なぜ志望校を下げなかったのか
という実際の経過を紹介します。
もちろん、「Bランクなら東西南北に合格できる」という意味ではありません。
あくまで一家庭の実例です。
ただ、「内申ランクだけを見て志望校を決める必要はない」ということを考える材料にはなると思います。
内申はDランクからスタート
中学1年生の頃は、Dランクでした。
東西南北を目指している家庭からすると、
「Dランクではさすがに厳しいのでは?」
と思うかもしれません。
その後、
中1:Dランク
↓
中2:Cランク
↓
中3:Bランク
と少しずつ上がっていきました。
最終的には、Bランクの中ほどまで上がりました。
それでも、受験した高校の合格者としては、おそらく内申は低い方だったと思います。
実際、東西南北を受験する生徒にはAランクが多くいます。
つまり、内申だけを見れば決して有利な受験ではありませんでした。
中3夏の道コンは合格可能性39%
中学3年生の8月に受けた北海道学力コンクールでは、まだCランクでした。
5教科の点数は420点台。
志望校の合格可能性は、
39%
でした。
39%を見ると、親としては当然不安になります。
「やっぱり志望校を下げた方がいいのかな」
という考えも頭に浮かびます。
ただ、ここで私が気にしていたのは、39%という数字だけではありませんでした。
本人が、実際の入試でどのくらい点数を取れる力を持っているのか。
こちらの方を重視して見ていました。
秋になるとBランクへ
その後、内申が上がり、後期にはBランクになりました。
10月の道コンでは、
内申点278点
合格可能性58%
まで上昇しました。
対策模試でも、
9月・A対策模試:Cランク、36%
9月末・B対策模試:Cランク、40%
10月・C対策模試:Bランク、57%
という推移でした。
こうして並べてみると、
36% → 40% → 57~58%
と、少しずつ現実的な勝負になっていったことが分かります。
ただし、「58%になったから安全」とは考えていませんでした。
半分を少し超えただけです。
十分に不合格になる可能性もあります。
学力テストはかなり不安定だった
さらに困ったのが、学校で行われる学力テストです。
結果は、
学力テストA:380点台
学力テストB:390点台
学力テストC:440点台
でした。
かなり波があります。
特に国語と英語が安定しませんでした。
一方で、
数学・理科・社会は比較的安定して得点できる
という特徴がありました。
そのため、単純に模試1回の合計点だけを見るのではなく、
「得意な3教科で大きく崩れないなら、本番でもある程度戦えるのではないか」
と考えていました。
過去問でも410~420点程度
年が明けてから、公立高校入試の過去問にも取り組みました。
そこで取れていたのが、
410~420点程度
です。
ものすごく高い点数ではありません。
しかし、逆に言えば、
400点を大きく下回ることも少ない。
ここは受験するかどうかを考えるうえで、かなり重要な材料になりました。
本番後の自己採点も420点台でした。
結果的には、直前の過去問とほぼ同じくらいの点数を本番でも取ることができました。
Bランクでも受験した理由
では、なぜAランクではないのに東西南北を受験したのか。
一番大きかったのは、
「内申は足りないが、当日点では勝負できる可能性がある」
と考えたからです。
学校の先生からは、
「少し厳しい」
という評価でした。
一方、塾の先生からは、
「当日点を取れれば可能性はある」
という評価でした。
私も同じように考えていました。
倍率も最後の判断材料になった
そして、最後に大きかったのが倍率です。
その年は幸い、例年より倍率が低くなりました。
そこで最終的に、
「これなら挑戦してもいい」
と判断しました。
高校入試の倍率を見るとき、私は単純に、
「1.2倍だから5人に1人落ちる」
とは考えていませんでした。
受験者全員が同じ学力ではないからです。
チャレンジ受験の生徒もいますし、合格圏からかなり離れた状態で受験する生徒もいます。
ですから大事なのは、
倍率そのものより、その受験者集団の中で自分の子がどの位置にいるのか
だと思います。
わが家では、
「過去問で410~420点程度を安定して取れているなら、少なくともチャレンジ層より上で戦える可能性はある」
と考えました。
もちろん、これは確実に合格できるという意味ではありません。
それでも、挑戦するだけの根拠はあると判断しました。
私立高校に合格していたことも大きかった
もう一つ、重要だったのが併願校です。
すでに私立高校には合格していました。
そのため、
「公立高校の志望校を下げて安全に合格する」
という選択肢だけでなく、
「行きたい高校に挑戦して、不合格なら私立へ行く」
という選択ができました。
これは家庭によって考え方が大きく違うところだと思います。
公立高校への進学を最優先する家庭なら、同じ成績でも志望校を下げる判断になるでしょう。
わが家の場合は、
公立なら行きたい高校に挑戦する
という方針を取りました。
だからこそ、Bランクでも東西南北への挑戦を続けることができました。
内申ランクだけで志望校を決めない
今回の経験から強く感じたのは、
「Bランクだから東西南北は無理」と、ランクだけで判断する必要はない
ということです。
逆も同じです。
Aランクだから安心とも限りません。
高校入試では、
内申点
+
当日点
+
本人の得点の安定性
+
模試での位置
+
倍率
+
併願校
を合わせて考える必要があります。
内申ランクは重要です。
しかし、それは高校受験を判断する材料の一つにすぎません。
「受けられるか」ではなく「勝負になるか」を考える
保護者として一番悩むのは、
「このまま受けさせて大丈夫なのか」
ということだと思います。
私もかなり悩みました。
だからこそ、
Aランクではない
→ 東西南北は無理
という単純な考え方ではなく、
「当日点ならどのくらい取れるのか」
「その点数はどのくらい安定しているのか」
「現在の模試でどの位置にいるのか」
「倍率はどうなっているのか」
と一つずつ材料を集めました。
その結果、
Bランクではあるけれど、勝負にはなる。
そう判断してGoサインを出しました。
結果として合格できましたが、もちろん不合格になる可能性も十分にあったと思います。
だからこの記事で伝えたいのは、
「Bランクでも東西南北に受かる」
ということではありません。
そうではなく、
内申ランクだけで、子どもの可能性を決めない。
ということです。
ランク、模試、過去問、倍率。
全部を並べて、
「うちの子は、本番で勝負できるのか」
を考える。
それが、札幌の高校受験で親ができる大切な作戦の一つだと思います。

