「うちの子はBランクだから、この高校は厳しいのかな?」
北海道で高校受験を考え始めると、必ず出てくるのが「内申ランク」です。
でも、Aランク・Bランクという言葉は知っていても、
「そのランクが、実際の高校入試でどう扱われるの?」
ここまで理解している保護者は、意外と少ないと思います。
この記事では、内申点の計算方法ではなく、内申点と当日点が合否にどう影響するのかを、初めて高校受験を迎える保護者にも分かるように説明します。
まず、お子さんの内申ランクを確認してください
まだ内申ランクが分からない場合は、自動計算ツールを使うのが簡単です。
▶ 北海道の内申ランクを計算する
この記事では、内申点そのものの計算方法については詳しく説明しません。
大切なのは、
「その点数が高校入試でどう使われるのか」
だからです。
北海道の高校入試は「内申点だけ」では決まらない
まず、ここだけ覚えてください。
北海道の公立高校入試では、
内申点と、入試当日の学力検査
の両方を見て合否を決めます。
つまり、
Aランクだから合格するわけではない。
逆に、
Bランク、Cランクだから受験できないわけでもない。
ここが重要です。
大きな方眼紙をイメージしてください
難しい制度の話はいったん忘れて、大きな方眼紙を想像してください。
縦軸が「内申点」。
横軸が「当日点」です。
内申点は上に行くほど高く、当日点は左に行くほど高いとします。
すると、
左上にいる受験生ほど、内申点も当日点も高い
ことになります。
反対に、右下へ行くほど両方が低くなります。
北海道の入試で使われる「相関表」も、このイメージで考えると分かりやすくなります。
内申点は、
Aランク 315~296点
Bランク 295~276点
Cランク 275~256点……
と区切られています。
当日点も同じように点数帯で区切られます。
つまり、受験生一人ひとりを、
「内申点 × 当日点」
の位置に置いて考えるわけです。
約70%は内申点と当日点の両方を見る
北海道の一般入試では、募集人数の約70%について、内申点と学力検査を同等に扱って選抜します。
これをかなり単純化して説明すると、
方眼紙の上に受験生全員を点で置いて、そこに斜めの定規を当てるイメージです。
内申点も当日点も高い左上側から、合格者が決まっていきます。
もちろん、本当に高校の先生が定規を当てているわけではありません。
あくまで、
「内申点と当日点の両方が高いほど有利」
という関係を理解するためのイメージです。
だから「Aランクなら合格」ではない
例えば、
Aランクだけれど当日点が低い生徒
と、
Bランクだけれど当日点が高い生徒
がいたとします。
Aランクの生徒は内申点では有利です。
しかし、Bランクの生徒は当日点でその差を取り返せる可能性があります。
つまり、
内申ランクが少し低くても、当日点で補える可能性がある
ということです。
「Bランクだから無理」
とは単純には言えません。
逆に、
「Aランクだから安心」
とも言えません。
残り約30%では高校によって重視するものが変わる
北海道の入試には、もう一つ重要な仕組みがあります。
最初の約70%とは別に、
内申などを重視する枠
と、
学力検査を重視する枠
があります。
それぞれ約15%です。
そして、どのくらい内申を重視するのか、どのくらい当日点を重視するのかは高校によって違います。
ここは志望校を考えるうえで、とても重要です。
500点と315点をそのまま比べるわけではない
ここで、
「内申点は315点満点なのに、当日点は500点満点。どうやって比べるの?」
と思いますよね。
この選抜では、500点満点の学力検査を315点満点に換算します。
500点に0.63を掛けると、
500 × 0.63 = 315
になります。
これで、
内申点 315点満点
学力検査 315点満点
という同じ物差しにしてから、学校ごとの比率で評価します。
親が見るべきなのは「何ランクか」だけではない
高校受験について調べ始めると、
「○○高校はAランク」
「Bランクだと厳しい」
という情報がたくさん出てきます。
もちろん、内申点が高い方が有利なのは間違いありません。
でも、本当に見るべきなのは、
内申ランク × 当日点
です。
例えば同じBランクでも、
Bランク + 420点
と、
Bランク + 350点
では、状況はまったく違います。
だから、
「うちの子はBランクだから……」
と、ランクだけで志望校を決めてしまうのは少し早いと思います。
「何ランクなら受かる?」だけでは判断できない
保護者として一番知りたいのは、
「結局、うちの子は受かるの?」
だと思います。
私もそうでした。
でも、実際にはランクだけでは判断できません。
見る必要があるのは、
・現在の内申ランク
・道コンなどの模試の点数
・過去問で取れる点数
・志望校の選抜方法
・その年の倍率
などです。
これらを並べて初めて、
「この高校で勝負になるのか」
が見えてきます。
まとめ|内申ランクは合否そのものではない
北海道の高校受験では、内申ランクは重要です。
しかし、
Aランク=合格
Bランク=不合格
という仕組みではありません。
内申点と当日点の両方を見て合否が決まります。
だから、まず親が見るべきなのは、
「うちの子は何ランクか?」
だけではありません。
その次に、
「そのランクで、当日どのくらい点数を取れそうなのか?」
を考える。
この2つをセットで見ることが、北海道の高校受験を理解する第一歩です。
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